血液循環を実感してみよう!〜体内を巡る血液の量はどのくらい?(後編)

「人間の体の半分以上は水」…私たちの生命にとってなくてはならない大切な「水」に着目している当ブログ。

前回と今回、私たちの体内に流れる血液の「プロフィール」に迫り体内の水分をもっと実感しようと試みています。

今回は「元気できれいな血液を維持するしくみ」について、数値的なプロフィールとともに考えていきましょう。

健康的に気持ちよくシェイプアップ!
(^O^)
引き締まったボディへと導く
Venelホットジェルがすごい!

詳しくはこちら

無意識のうちに循環し生命を守る血液

1日7000L以上も血液が巡っている!

前回は、体内に存在する血液の量と、一日に心臓から拍出される血液の量についてお話しました。

血液は体重の8%を占め、
体重70kgなら重さ5.6kg・5.6L(つまり2Lペットボトル3本弱もの量!)あり、さらに心臓から送り出される血液量は1時間で4.9L、1日で7056Lという驚きの量になるという話をしました。

今回は「血液の元気を維持するしくみ」に関するプロフィールを掘り下げていきます。

☆「血液のプロフィール」前回記事はこちら

血液循環を実感してみよう!〜体内を巡る血液の量はどのくらい?(前編)

☆血液をはじめとする体液について解説しています。

体内の様々な部位の水分比率はどのくらい?(前編)ーそもそも体内の水とは?

☆血液が体内を巡る旅について全3回でご紹介しています。血液の旅は、酸素の取込と二酸化炭素の排出に密接に関係しています。

水は体内でどんな働きをする?(8)酸素・二酸化炭素と水の関係(その1)

☆「体内の水分比率」や「水の働きを理解するためのキーワード」等、興味深いトピックが盛りだくさんです。良かったら是非ご覧ください。

「水と健康」記事一覧

☆ これまでのこぼればなしも是非ご覧ください。
誰かに話したくなるような雑学も色々ありますよ!

「こぼればなし」記事一覧

血液は生まれ変わり続ける!

血液が入れ替わるのに何日かかる?


皮膚や臓器の細胞が新陳代謝で入れ替わるのと同様、血液も毎日生成され、入れ替わっています
ほとんどの血球が骨髄で作られているということは、きっと耳にされたことがあるのではないでしょうか。

血液が完全に入れ替わるのには120日かかると言われています。

これは、赤血球の寿命が120日と言われているから。
(ちなみに他の血球の寿命は、白血球で数時間から数日、血小板は約10日と言われています。)

健康だと毎日1/120の血液が入れ替わり、120日で全て新しいものとなるわけですね。

血液の液体成分「血漿(けっしょう)」については、毛細血管から細胞に向けて組織液として染み出たり、逆に細胞から血管に帰ってきたり、尿や汗として排出されたりと、入れ替わりはより激しくなります。

1日に作られる新しい血液は?

以前、例に挙げた 体重70kgの成人の血液(約5.6L)で考えてみましょう。
一日で血液全体の1/120が入れ替わる、ということは、一日あたり約47mlの血液が新しく入れ替わっていることになります。

成分に目を向けると、赤血球のうち約0.8%(=1/120)が毎日入れ替わっている(新しい新しい血球が生成され、寿命がきた赤血球か破壊され入れ替わる)状態を意味します。

つまり、赤血球全体が約20兆個なので、なんと毎日、約1600億個もの赤血球が入れ替わっていることになります。

ということは…単純計算で割り出すと1分あたり平均1億個以上の赤血球が、今もあなたの体内で入れ替わっていることになるのです!!

例えボーッとしている時でも、体の中はこんなに働いているのですね。

血液は体を何周しているのか?


赤血球の寿命は120日、とお話ししましたが、その120日間で赤血球は20〜30万回も体内を循環するそうです。

つまり、(30万回で計算した場合)1日あたり2500周、1分あたり1.7周にもなります。

赤血球の寿命は120日、と聞くと、3ヶ月しか持たないの?と思った方もいらっしゃると思いますが、毎日それだけ多くの回数を循環して体の隅々まで酸素を届けていると考えると、納得できるのではないでしょうか

血液はどうやって「きれい」を維持している?

血液のおそうじ担当は「腎臓」

これまでのブログでお話してきた通り、血液は体内の細胞に酸素と栄養を届け、二酸化炭素や不要物を回収する役割があります。

二酸化炭素は肺から排出すれば良い訳ですが、不要物はまだ血液に残ることになりますね。

そこで、次の循環のために血液をそうじしてきれいにする必要があります。

その機能を担うのが腎臓です。

血液がきれいになる仕組み

血液は腎臓の糸球体(しきゅうたい)で濾過(ろか)され、不要物が取り除かれた「原尿」となります。

不要物をこし出して残ったこの原尿にはまだたくさんの栄養成分等が含まれているので、原尿のうち何と99%は再吸収されます。

残った1%は尿として排出され、不要物が体外に出される仕組みになっています。

1日どのくらいの血液がきれいになる?


腎臓が1日あたり濾過する血液量は約150Lに相当します。
大型のドラム缶にも例えられる量ですね。

これもきっと、皆さんの想像を大きく超えるものだったのではないでしょうか。

そして、健康な成人の尿量は、こし出されたうちの1%、つまり(800ml〜)1.5L程度だと言われています。

一日に必要な水分摂取量は2.5Lと言われますが、尿量・汗の量・体内での必要量等考えると、納得できる数値に感じられるのではないでしょうか。

「きれいな血液」が生命を支える

生まれ変わりそうじをしてきれいを維持

今回は「血液の元気を維持するしくみ」に注目して「血液のプロフィール」をさらに詳しく掘り下げていきました。今回はとにかく、血液のプロフィールの数値がスケールの大きなものであることに驚かされましたね。

今回の情報をまとめるとこのようになります。


〜血液のプロフィール・その2〜

・血液は120日(赤血球の寿命相当)で入れ替わる
・1日で入れ替わる血液は全体の1/120
・体重70kgの成人(血液約5.6L)の場合
 1日に生成される血液は約47ml
 赤血球は1日に約1600億個
 (1分1億個以上相当)入れ替わる
・赤血球は120日の寿命を通し体内を20-30万周循環する
 (1日あたり2500周、1分1.7周に相当)
・腎臓は1日約150Lの血液を濾過する
・濾過した血液の約1%が尿となる
 (800ml-1.5L程度)

(実際は体調や個人差によって単純計算できないところがありますが、ここではわかりやすいようシンプルに計算しています。)

元気できれいな血液を維持するために、体内では様々なことが起こっているのですね。

血液の液体成分である血漿成分は私たちが日々摂取している水からできていていることを考えると、私たち自身も水について考え、血液の健康を飲み水・食事から支えたいものですね。

さて、これまで「水と健康」について考えてきましたが、このジャンルから少し離れて(※)、次回からは「水と社会」というジャンルで考えていきたいと思います。

まずは「飲み水ができるまで」に注目します。

「私たちの飲み水はどうやってできる?〜雨水や川から私たちの口にたどり着くまで(その1)」

これまでお話してきた体にとっての水の大切さを踏まえて、いよいよ当ブログのメインとなるテーマに突入します。
是非お楽しみいただければ幸いです。

(※こぼればなしについてはもう少し「水と健康」が続きます。こちらもお楽しみに!)