
「人間の体の半分以上は水」…私たちの生命にとってなくてはならない大切な「水」に着目している当ブログ。
今回と次回は、私たちの体内に流れる血液の「プロフィール」に迫ります。
例えば、心臓の拍動1回で送り出される血液の量、血液の速度、一日に体内を巡る血液の量などを数値化した「血液のプロフィール」を探っていくと、私たちが普段無意識に過ごす中にも血液は巡り、生命を維持していることをきっと実感できるはずです。
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体内の大切な水分「血液」をもっと知ろう
生命・人間らしさ・魂の象徴である「血液」
「血の通った」
「血が騒ぐ」
「血を引く」
「血は争えない」…
生命の象徴でもあり、受け継がれる生命のつながりとも深く関わる「血液」。
血液に対して私たちは、生きている人間らしさや個性、心意気、魂をも見出していることが、ことわざや慣用句を見るだけでもよくわかりますね。
そんな血液は、体内を巡って栄養や酸素を細胞に届けたり、二酸化炭素を回収して排出したりと、細胞が生き続け、生命を維持し続けるための大切な働きを担っていることをお話してきました。
血液が水分であるからこそ生命を維持できること、そして血液の水分はもちろん、私たちが摂取する水分からできていることもお話しました。
今回と次回に渡って、血液の数値化したプロフィールを探り、もっと血液について実感していこうと思います。
☆血液をはじめとする体液について解説しています。
体内の様々な部位の水分比率はどのくらい?(前編)ーそもそも体内の水とは?
☆血液が体内を巡る旅について全3回でご紹介しています。血液の旅は、酸素の取込と二酸化炭素の排出に密接に関係しています。
水は体内でどんな働きをする?(8)酸素・二酸化炭素と水の関係(その1)
☆「体内の水分比率」や「水の働きを理解するためのキーワード」等、興味深いトピックが盛りだくさんです。良かったら是非ご覧ください。
☆ これまでのこぼればなしも是非ご覧ください。
誰かに話したくなるような雑学も色々ありますよ!
血液の量を実感しよう
体重の約8%を占める生命の証
血液のプロフィールのはじめとして、体内に占める「血液の量」を考えてみましょう。
血液は体重の約8%を占めています。
また、性別や年齢、個人による差はあるものの、
体重1kgあたり血液は約80mlとも言われています。
そこで、
体重70kgの人を例に考えると、
血液は約5.6kg、約5.6L(約5600ml)もあることになります。
血液は、あの大きい2Lペットボトルにして3本弱、体内に流れているわけです。
その多さと重さ、実感していただけましたか?
よかったらご自身の体重でも割り出してみてくださいね。
この血液が、体内をどれだけ、どのように巡っているのか数値化していきましょう。
心臓の拍動一回で送られる血液量は?
寝ても覚めても、ドキドキと拍動している心臓。
「ドキン」とする拍動一回で送り出される血液量は、どのくらいなのでしょうか。
心臓の1回の収縮で送り出される量、つまり「心拍出量」は、約70mlと言われています。
1カップが200mlとすると、だいたいその1/3よりちょっと多いくらいの量ですね。
1日に心臓から送られる血液量は?
心拍出量をもとに、1日に心臓から送り出される血液量を考えていきましょう。
個人差はありますが、
1分間の心拍数は60-80回と言われています。
(不正脈がない場合は、健康診断等でよく測る「脈拍数」と同じです。)
1分間の心拍数を70回とすると、1分間に心臓から送り出される血液は、
心拍出量×心拍数=70ml×70回=4900ml
つまり1分間に5L弱もの血液が心臓から送り出されるということになります。
1時間にすると294L、
24時間で7056L、つまり重さにして約7.3t!!…
無意識のうちに、 1日あたり7t以上もの血液が心臓から送られ続けているのです。
そしてその背景には、一日10万800回程度の心拍がある訳なのです。
いやぁ、本当にすごいですね。
血液のプロフィールを知ると体のことがもっとわかる!
血液を知り体のすごさを知ろう
今回は、「血液のプロフィール」を、体内の血液の重さや、心臓から送られる血液量から考えていきました。
今回の情報をまとめるとこのようになります。
〜血液のプロフィール・その1〜・血液は体重の約8%の重さ
・血液は体重1kgあたり約80ml
(体重70kgなら重さ5.6kg・5.6L)
・心拍1回で送られる血液は約70ml
・1分間の心拍数70の場合
心臓から送られる血液は
1時間で4.9L、1日で7056L
血液は私たちが日々摂取している水からできていて、これだけの量の血液を巡らせて体内に酸素や栄養を届けています。
体内の水分・血液が生命を支えていることを「量」でも実感できたのではないでしょうか。
次回は、「血液循環を実感してみよう!〜体内を巡る血液の量はどのくらい?(後編)」として、血液のプロフィールとともに体についてもっと知識を広げていきたいと思います。
是非お楽しみいただければ幸いです。