こぼればなし(4) 平熱は本当に36.5°C!?平熱の個人差に迫る(後編)

「人間の体の半分以上は水」…私たちの生命にとってなくてはならない大切な「水」に着目している当ブログ。

前回・今回は、平熱の個人差についてのこぼればなしです。

前回、日本人の平均的な平熱についてお話しました。近年は低体温化の傾向もあるのでしたね。

今回は、高体温・低体温によって、体に何らかの変化や、得すること等があるのか、メリット・デメリットについて考えていきましょう。

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日本人の平熱・ホントのところ

37°Cの平熱はごく当たり前!


ブログの本編では、水と体温の関係 前編後編にて、水が体温調節に大切な役割を果たしていることをお話しています。

また、前回記事(前編)では、
日本人の平均的な平熱は36.89°C±0.34°C※であり、37°C台の平熱でもごく自然なことと、近年はこの数値よりも低体温となっている傾向についてお話しました。

(※出典:田坂定孝ほか、健常日本人腋窩温の統計値について、日新医学、44-12(1957),635-638)

今回は、平熱の個人差に迫ります。
また、高体温・低体温であることによって起こる体への影響についてもお話します。

早速みていきましょう。

☆前回の前編記事はこちら

こぼればなし(3) 平熱は本当に36.5°C!?平熱の個人差に迫る(前編)

☆体温調節のしくみについて、詳しくは、本編記事「水と体温の関係」をご覧ください。
更に、平熱の温度にはワケがある、というこぼればなしも必見です!

水は体内でどんな働きをする?(2)水と体温の関係(前編)

水は体内でどんな働きをする?(3)水と体温の関係(後編)

こぼればなし(2)どうして平熱は36.5°C前後なの?

☆体温維持に関わるホメオスタシスとは

水は体内でどんな働きをする?(1)元気を守るキーワード「ホメオスタシス(恒常性)」

☆「体内の水分比率」や「水の働きを理解するためのキーワード」等、興味深いトピックが盛りだくさんです。良かったら是非ご覧ください。

「水と健康」記事一覧

高体温・低体温でも変じゃない!


前回、近年の日本では低体温化の傾向があり、それは日々の運動・活動が減ったことによる筋肉量の低下が要因であるという話がありました。

全体的には筋肉量の低下等の傾向があるとはいえ、それでもやはり、低体温・高体温はあくまで個人差として、何か特定の理由があるわけではないことが多いそうです。

低体温・高体温は本当によくある話で、あなたの周りにもそういう話が聞こえてくると思いますし、あなた自身もそうかもしれません。

そして、その特徴が健康に良くないことなのか心配される方もいらっしゃるかと思います。

特に、昔の体温計がら37.0°Cを赤く表示していた名残から、37.0°C以上を発熱と思いがちなために、高体温の人は心配するかもしれません。

でも、大丈夫!

結論的には、あくまで個人差であり、高体温・低体温でもおかしくはありません。

ただ、それぞれ多少の特徴はあり、メリット・デメリットはあるので、それを把握しておくと何かと安心です。

では早速、高体温と低体温について比較していきましょう。

徹底比較!高体温vs低体温

高体温・低体温のメリットは?

ここからは、実際に高体温・低体温であることによる体への影響、中でもメリットについて見ていきましょう。

高体温のメリットは、

1.血行が良く血液循環が活発である。
そのために白血球が体内を巡る頻度が高い
その結果免疫効果が高まる

(つまり、パトカーがパトロールする頻度が高いと犯罪が抑制されたり犯罪が取り押さえられる可能性が高まるイメージですね。)

2. 基礎代謝が高まり、脂肪の蓄積を防げる。
結果成人病のリスクが低下する

3. 新陳代謝と血流が活発になり、体の各部も活発に動き、若々しくいられる。特に脳の血行が良くなると認知症予防にもつながる

等が代表的なメリットとして挙げられます。

そのため、体をあたためる、体温を上げるようにすると良いとも頻繁に言われますが…

低体温のメリット
もあります。

それは「低体温の方が長生きしやすい」と言うことです。

これは、デメリットとも関連することなので、次に詳しく説明します。

高体温・低体温の場合ココに注意!


低体温の方が長生きしやすいというのは高体温のデメリットとも表裏一体ですが、いったいどういうことなのでしょうか。

高体温のデメリット

これは、年齢を重ねたシニア世代について言えることなのですが、
シニア世代の体には、高体温時の活発すぎる代謝が負担になるという場合があるのです。

特に活性酸素が増えすぎて様々な疾患のリスクが高まることには注意が必要です。

怖いと感じた高体温のあなた!
心配せずとも、歳を重ねるごとに筋肉量・代謝・甲状腺機能等が低下していくことにより、体温は低下する傾向にあります。

つまりは、年相応の活発さであることが無理なく生きるために必要であり、
最適化のために体温や代謝が低下することを必要以上に悲しむことはないというわけなのです。

無理なく元気に続けられる運動をし、
腹8分目を心掛け、
高体温の傾向をまだ感じるならば活性酸素を除去する心掛け※をしておく
ことが、高体温の方も長生きを目指すコツです。

(※飲酒・喫煙を控える、ストレスを溜めない、紫外線を避ける、ポリフェノール等食事で抗酸化作用のあるものを摂る等)

低体温のデメリット

先程高体温のメリットでお話したことの裏返しが低体温のデメリットになります。

つまり端的に言うと、
低体温は体が冷えているわけで、
冷えは万病のもと!

血行が悪くなったり、

免疫低下により病気にかかりやすくなったり、

体内の酵素の働きが悪くなって代謝が低下したり、
(酵素が一番活性化される温度は36〜37°Cであり、その範囲から外れると急に酵素の働きが鈍くなる)

代謝低下により「燃えにくい体」になることで太りやすくなったり、

新陳代謝が行われにくくなると老化にもつながる

という様々な弊害が起こります。

血行が悪いと目・肩・腰等の痛みや頭痛につながるだけでも大変ですよね。

低体温によるデメリットは日々の心がけでかなり改善できます。

・体を冷やさない
→飲み物・食べ物・入浴・衣服等で対策!

・日々の適度な運動を心がける
→体を温めるだけでなく、筋肉量を上げ代謝のよい体を目指す

デメリットが心がけでかなりカバーできるのがわかるかと思います。

そう、高体温・低体温で気をつけるべきことを知って、日々心がけていると、健康維持につながるわけなのですね。

自分の正確な平熱を把握して健康管理!

自分ならではの平熱の特徴を知っておこう


今回は、低体温・高体温のメリット・デメリットに迫りました。

高体温・低体温でもそれ自体で健康に害があるわけではありません。ただし、特徴や注意すべき点だけ把握しておいて日々気をつけておくことが大事なのですね。

そのためにも、普段から定期的に検温していつもの体温を知り、変化があれば気づけるようにしておくと、健康管理に役立ちますね。

本当に正確?あなたの思う自分の平熱

ここで最後にお伝えしておきたいのが、平熱は時間帯や年齢によっても変化するので「今の自分の平熱」って意外と正確にわかっていないかもしれません。
知っているつもりが、今の自分には誤ったものである可能性もあります。

正確な平熱を知るためには、
起床時・午前中・午後・夜の4回測って記録し、数日続けてみるとわかってきます。
(起床時に体温は最も低く、夕方に最も高くなると言われています。)

今のご時世、何かと検温にシビアになったり、検温する機会が増えているかと思いますが、せっかくなのでこの機会に自分の今の平熱を改めて把握してみるのもいいですね。

さて、次回のこぼればなしは、水分が体中に栄養を届ける上で活躍する肝臓のお話です。

「こぼればなし(5)肝臓は体内の銀行!?たっぷり血液でマルチに大活躍!」と題して、肝臓の多彩な機能の面白さをご紹介します。

どうぞお楽しみに!