こぼればなし(3) 平熱は本当に36.5°C!?平熱の個人差に迫る(前編)

「人間の体の半分以上は水」…私たちの生命にとってなくてはならない大切な「水」に着目している当ブログ。

今回は、平熱の個人差についてのこぼればなしです。

平熱は一般的に36.5°Cを基準に考えられることが多いですが、
実際には「そんなにいかない!」という低体温の方や、「37°Cでも普通!」という高体温の方も大勢いらっしゃると思います。

本編では、わかりやすいように36.5°Cを平熱の標準値として書きましたが、実際のところ、人間の平均的な平熱は36.5°Cなのでしょうか?

平熱についての謎を紐解いてみましょう。

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平熱はどうして36.5°C標準?

実際は個人差のある「平熱」


ブログの本編では、水と体温の関係 前編後編にて、水が体温調節に大切な役割を果たしていることをお話しました。

また、平熱は、体の内部環境を「いつもどおり」の一定の状態にキープしようとする働き「ホメオスタシス(恒常性)」により保たれていることも前記事でとりあげました。

また、前回こぼればなしでは、平熱が36.5°C前後である理由は、

・細菌やウィルスをできるだけ抑制

・脳や心臓が機能する温度帯の余裕を持った真ん中あたり

・酵素が最も活性化する適温

であることをお伝えしました。

では、上記を満たす範囲とはいえ、どうして平熱に個人差が出るのでしょうか。

低体温の人・高体温の人には、体の特徴や傾向があるのでしょうか。

今回・次回にわたって、平熱の個人差についてみていきましょう。

☆体温調節のしくみについて、詳しくは、本編記事「水と体温の関係」をご覧ください。
更に、平熱の温度にはワケがある、という前回のこぼればなしも必見です!

水は体内でどんな働きをする?(2)水と体温の関係(前編)

水は体内でどんな働きをする?(3)水と体温の関係(後編)

こぼればなし(2)どうして平熱は36.5°C前後なの?

☆体温維持に関わるホメオスタシスとは

水は体内でどんな働きをする?(1)元気を守るキーワード「ホメオスタシス(恒常性)」

☆「体内の水分比率」や「水の働きを理解するためのキーワード」等、興味深いトピックが盛りだくさんです。良かったら是非ご覧ください。

「水と健康」記事一覧

ホントのところ平均的な平熱の温度とは?

実際の統計では36.5°Cより少し高め!


よく、平熱の基準は一般的に36.5°Cとされ、普段熱を測るときにもその前後かどうかをチェックする方が多いかと思います。

このブログでも、わかりやすいように36.5°Cを平熱としてお話してきました。

では、実際のところこの基準は、人間の平均的な平熱とぴったり合っているのでしょうか。

実は答えは「NO」なんです。

日本人の平熱を例に挙げると、
36.89°C±0.34°C※と言われています。

(※出典:田坂定孝ほか、健常日本人腋窩温の統計値について、日新医学、44-12(1957),635-638)

ということは、
36.55°C〜37.23°Cが平熱の範囲。

36.5°Cはむしろ低い方で、37.2°Cが平熱でも全くおかしくない、ということになります。

(そんな状態であれば、元気なのに少しの誤差で、37.5°C以上発熱!と検温に引っかかってしまう方がいるのもうなづけますね。大変ですよね…)

日本人の70%弱程度の人の平熱は36.6°C~37.2°Cの範囲に入ると言われていますが、この範囲に収まらない人も多く、35°C台が平熱の人もいて、その場合は36°C台後半も発熱のような辛さを感じる場合もあります。

つまりは「普段の自分の平熱」からの「差」によって、体調が変化していくわけですね。

近年はもっと低体温化の傾向も


先程お伝えした36.89°C±0.34°Cという日本人の平均的な平熱の統計は今でもよく参照されます。

しかし、1957年の調査時から60年以上経った今は、生活の変化とともに当時より低体温化して37.2°C前後になっているとも言われています。

更に、35°C台が平熱という人も増えています。

この傾向の一因として筋肉量の低下が指摘されています。

毎日の生活が家電や交通の発達・通信の発達等で便利になり、60年前よりも体を動かさなくて済むようになっている影響もあるといわれています。

生活の便利さが、こんなところで思わぬ弊害をもたらしているのですね。

平熱は36.5°C付近だけじゃない!

高体温・低体温の幅広い個人差アリ!


今回は、平熱の個人差に関する謎の前編として、日本人の平熱事情について迫りました。

最近は、37°C台の平熱で困っている人、心配している人も多いかもしれませんが、本来ごく自然な平熱の数値であることがおわかりいただけたかと思います。
(それにしても37.5°Cや37°Cの線引きは厄介なことも多いですよね…)

また、低体温も個人差的に珍しいことではありません。
現代人全体の健康として筋肉量の低下と体温の低下の傾向があり、当てはまりそうなら少し気をつけた方が良いかもしれませんが、単に体質として低体温のことも十分ありえます。

さて、次回のこぼればなしは、今回の続きとして、

こぼればなし(4) 平熱は本当に36.5°C!?平熱の個人差に迫る(後編)

高体温・低体温のメリット・デメリットについて掘り下げていきましょう。

どうぞお楽しみに!