こぼればなし(5)肝臓は体内の銀行!?たっぷり血液でマルチに大活躍!

「人間の体の半分以上は水」…私たちの生命にとってなくてはならない大切な「水」に着目している当ブログ。

ブログ本編では、吸収された栄養を体中に運ぶ水の働きについてお話してきました。
その中で、肝臓が「栄養銀行」のように活躍することで、体内でのエネルギー供給のバランスをとっていることをお話しました。

本編では、サラッとお伝えしたこのですが、実はこの肝臓の働き、かなり賢く面白いので、こぼればなしとしてお届けします。

アルコール分解だけじゃない!肝臓の頼もしい働きぶりを覗いてみましょう。
ここでもやはり不可欠なのは、体内の水である血液の存在です!

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肝臓は体内の栄養を司る「頼れる銀行」

吸収された栄養が集まる肝臓の多彩な機能

ブログ本編では、デンプン(炭水化物)とタンパク質は、消化されてそれぞれ糖質・アミノ酸になり、小腸の毛細血管から血液中に吸収され、肝臓へと運ばれることをお伝えしました。

体を巡り、吸収された栄養たっぷりの血液は、心臓に戻る前にまず肝臓に向かい、栄養が集められることになるわけです。

この肝臓は、実に多彩な機能があるわけですが、銀行の業務になぞらえて考えられそうなものが多くあります。

栄養というお金がたっぷり集まる”肝臓銀行”の業務には、どのようなものがあるのでしょうか。

☆ブログ本編「消化・吸収された栄養が体中に届けられるまで」のお話はこちらです。

水は体内でどんな働きをする?(7)栄養を運び体中に届ける水(その4)

☆栄養を血管から細胞に届ける話は、体液の知識があるとわかりやすくなります。こちらに詳しくお話しています。

体内の様々な部位の水分比率はどのくらい?(前編)ーそもそも体内の水とは?

☆これまでのこぼればなしも是非ご覧ください。
誰かに話したくなるような雑学も色々ありますよ!

「こぼればなし」記事一覧

まるで銀行口座!?糖質の「預金」と「引出」

余分なものは貯めておき必要に応じて引出す


銀行といえば真っ先に思いつくのは銀行口座。

“肝臓銀行”の代表的な業務としてまず挙げられるのが「糖質の預金と引出」です。

小腸で吸収された糖質は、体を動かすエネルギーのもとになります。

吸収されたら必要に迫られてすぐ使う糖質も多くありますが、糖質によるエネルギー供給が十分なときには、余った糖質を”肝臓銀行”に貯金しておけます。

糖質が減ってきてエネルギーが足りなくなりそうな時には、貯めておいた糖質を肝臓から引き出してきて、体中に送り届けます。

これは例えて言うと、お給料をもらって、たちまちの生活費はそのまま持っておいて使い、残りのお金を貯金しておき、手持ちが足りなくなってきたらお金をおろすのによく似ていますね。

血糖値で糖質の体内流通量をチェック

さて、お金で言うところの「手持ちが足りなくなってきた」は、体内の糖質の場合は低血糖に当たります。

低血糖になると、血糖値を上げるために、体内で使える糖質であるグルコースが体内に送られます。

逆に高血糖になると、余ったグルコースを少し大きなまとまりのグリコーゲンにして肝臓に貯めておくようになるのですね。

血糖値によって体内の糖質量をチェックすることで「ちょうどいい量」にできるように調整しています。

そういう意味では、日本銀行が通貨の流通量を調整するような動きも肝臓がしているのですね。

糖質はお札で保管・硬貨で使う⁉︎


“肝臓銀行”は、普通の銀行とはちょっと違うことがひとつだけあります。

それは、

貯めるときはお札、おろして使うときは硬貨で出す

ということです。

具体的には、
体内で糖を使うときは、小さく分解されたグルコースのかたちで。(硬貨のイメージ)

肝臓に貯めておくときは、大きめのグリコーゲンにして。(お札のイメージ)

また引き出して使うときは、体内で使いやすいように、小さいグルコースに戻す。(硬貨のイメージ)

小さいグルコースが硬貨、大きいグリコーゲンがお札のイメージです。

ここで肝臓は、糖質の両替のようなことをしているんですね。

“肝臓銀行”の外貨両替!?タンパク質の作り替え

食物のタンパク質を人間のタンパク質に


突然ですが、お肉を食べて摂取したタンパク質が人間の体の材料になるとき、人間の体の一部が豚肉の成分、牛肉の成分、鶏肉の成分…になっているのかな、と考えたことはありませんか?

もしくは、どんな動物も共通の「タンパク質」という成分でできていると感じていた(そこまで考えたことはなかった)という場合もあるかもしれませんね。
(私がそうでした。)

実は、さまざまな食物のタンパク質は、消化により小さく分解されたアミノ酸を材料として、肝臓で「人間用のタンパク質」に作り替えられているのです。

まるで「外国で使えるお金」を「日本で使えるお金」に外貨両替するように、タンパク質を人間用に作り替えているんですね。

肝臓のこの機能があるからこそ、私たちはお肉を食べても、魚を食べても、人間の細胞をつくる材料として共通なアミノ酸を得ることができるのです。

セキュリティばっちり!業務継続にも強い”肝臓銀行”

しっかり見張って有害物質を除去


銀行は安全安心が何より大切。
強盗やシステムトラブル等で銀行が使えなくなったら非常に困るし、規模によっては経済が停止してしまう可能性だってありますよね。

“肝臓銀行”も、そんなトラブルに備えて、流れてくる血液をしっかり見張って有害物質を除去しています。

具体的には、有害物質を分解して、体に無毒な物質へと変えています。

あらゆる有毒物質に対応する肝臓ですが、私たちに馴染みのある2つの物質の分解もこの機能に含まれます。

それは、
アルコールの分解

アミノ酸を分解するときに発生する
アンモニアを尿素に変える分解

です。

肝臓といえばアルコール、と浮かびますが、この解毒作用の一部だったのですね。

我慢強さが特徴!障害時にも機能継続


肝臓は、今までお話してきた働き以外にも、胆汁や出血時に血液を固めて止血する物質を生成するなど、実に様々な機能を持っています。

そのマルチな肝臓の働きは生命維持にも不可欠で、ちょっとやそっとじゃ肝臓は不調にならない強さを持っています。
また、再生能力の高い臓器としても知られています。

多少の障害があっても通常の動きを継続できる強さを持っていますが、その分、不調が出てきた時には深刻な状況になっていることもあります。

強いからこそ、しっかりと肝臓の健康チェックをしたり「休肝日」を設けて、労ってあげたいものですね。

肝臓の活躍は豊富な血液があってこそ!

肝臓のあらゆる機能は水と密接に関係

今回は、肝臓の多岐にわたる大活躍についてお話しました。

まるで銀行のような働きを担い、様々な物質を分解したり生成していく肝臓。

忘れてはいけない性質として、「血液が特に豊富に流れている臓器」であることにも注目です。

血液全体の1割以上が含まれ、体内の臓器の中でも実は一番重い肝臓(成人で1.5kg弱程度)。

様々な物質を処理し運搬していく肝臓のマルチな働きには、やっぱり血液の水分が必須なのです。

さて、次回からのこぼればなしでは数回にわたって、これまでご紹介してきた体温維持の面白いこぼればなしをご紹介します。

本編では、体内における水の大切な働きをもっと掘り下げていきますので、是非お楽しみにしていてくださいね。