
「人間の体の半分以上は水」…私たちの生命にとってなくてはならない大切な「水」に着目している当ブログ。
今回からは、栄養を運び体中に届ける水として「食物の栄養で元気になる」しくみを支える水の大活躍をご紹介します。
「水なしでは生きていけない」を深く実感すること間違いなしの、大切なトピック。楽しんでいただければ幸いです。
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水は体の物流担当!?
大切なものを「取り入れる・届ける・外へ出す」のはいつも水!
今回からの4回にわたって、栄養と水の大切な関係についてお話していきます。
前回までの、水と体温の関係の話題では、血液が体の熱を運び、体外へ放出したり体内にとどめたりして体温を維持することをお話しました。
栄養のお話でも、血液をはじめとする水分が体内を巡り栄養を運んで届けます。
今後お話していく、酸素や老廃物等を運んでいくのも、水分。
水はいつも、体にとって重要な物質を運ぶ「物流担当」なのですね。
食物から栄養を取り出すのも体中に運ぶのも水!
水は栄養を運ぶだけではありません。
その前の大切な過程「食物を栄養に変える」のも、水が主人公なのです。
水によって食物から栄養が取り出され、それがまた水によって体内を巡るのですね。
今回からはその中でも、水が食物から栄養を取り出す「素晴らしい連携プレー」に着目してお話していきます。
☆「体内の水分比率」や「水の働きを理解するためのキーワード」等、興味深いトピックが盛りだくさんです。良かったら是非ご覧ください。
お菓子工場みたい!?体が栄養を採り入れるしくみ
キーワードは「担当分け」と「連携プレー」
今回はまず、水の働きで食物をどうやって栄養に変えていくかを見ていきましょう。
その際に、是非イメージしていただきたいのが、お菓子を作る工場のラインです。
ラインの流れ作業では、一か所に一つずつの行程がありますね。
例えば…
材料を揃えて混ぜる工程、
味付けをする工程、
形を整える工程、
焼く工程…
そして、お菓子ができたらパックに詰めて、
倉庫に入れておいて、
トラックに載せられて出荷し配送されます。
人間が食物を栄養に変えて体中に届ける働きは、このお菓子工場のラインのお話によく似ています。
各消化器官での工程はまさに「得意分野の担当分け」が活きたものになっています。
消化・吸収・代謝がキーワード
食物を体内で使えるかたちに変える
体内では、食物を体内で使える栄養素に変えていく、つまり、消化・吸収・代謝が見事な流れ作業が行われます。
消化とは、食べた物を体に取り入れられるかたちにするため、消化器官で分解すること。
吸収とは、消化された食べ物が消化器官から体液中に取り込まれること、
代謝とは、吸収された栄養素を、さらにエネルギーや体内に必要な物質に変化させることです。
☆消化・吸収・代謝は体温のこぼればなしでもご紹介しました。
こちらも是非ご覧ください。
水が必須!体液と酵素で栄養を取り出す機能
食物の消化・吸収・代謝の主役は「水」!体液と、その中で力を発揮する酵素が大活躍しているのです。
水があるからこそ、口から食道、胃、腸…へと流動的に、上手にバトンタッチできるのですね。
もちろん、各所では得意分野を活かして食物を少しずつ分解し、次の器官へと渡しています。
そして酵素は、水の中でしか活性化されません。
つまり、
・水なしでは食物が消化器官を巡れない
・水なしでは消化のための酵素が働かない
この2点から、
水なしには食物から栄養を得ることが全くできないのです。
水を活かした消化の連携プレー
消化の流れも酵素の働きも水があってこそ
今回は、水があってこそ消化・吸収・代謝ができることをお話しました。
食物が固形なので、消化における水の働きはあまり想像しないかもしれませんが、体内ではあくまで体液と混ぜて流動食状にして消化していくのですね。
さて、次回は、
「水は体内でどんな働きをする?(5)栄養を運び体中に届ける水(その2)」として、水がどのように消化に関わっているのかについて、さらに具体的にお話します。
水が様々な体液となって大活躍!
是非お楽しみにしていてくださいね。