こぼればなし(1)人はいつの間にかこんなに熱と水分を放出している!

「人間の体の半分以上は水」…私たちの生命にとってなくてはならない大切な「水」に着目している当ブログ。

体温調節と水についてお話をしてきていますが、体温についてのおもしろい「こぼればなし」をいくつかお届けします。

さて、私たち人間は、季節問わず、無意識のうちにたくさんの熱と水分を発散していることをご存知でしたか?

私自身調べてなかなかびっくりしたトピックなので、楽しんでいただければ幸いです。

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熱を逃がす・熱を守る体温調節

体温維持に血液と汗が大活躍


ブログの本編では、水と体温の関係 前編後編にて、水が体温調節に大切な役割を果たしていることをお話しました。ご覧いただけましたか?

体温調節の基本は2つ。
・熱く(暑く)なれば熱を逃がす
・寒くなれば熱を体内に留めるように守る

そのために、毛細血管と汗が活躍しているとお話しました。

詳しくは本編の記事をぜひご覧ください。

日々の体温維持に欠かせない!「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」とは?


実は私たちは、暑さ・寒さに関わらず、日々常に熱と水分を放出しています。ご存知でしたか?

無意識の中にも適切な体温を守るチカラが働き、健康が守られているのです。

今回は、この無意識の熱と水分の放出である「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」についてお話していきます。

☆体温調節のしくみについて、詳しくは、本編記事「水と体温の関係」をご覧ください。

前々回
水は体内でどんな働きをする?(2)水と体温の関係(前編)

前回
水は体内でどんな働きをする?(3)水と体温の関係(後編)

☆「体内の水分比率」や「水の働きを理解するためのキーワード」等、興味深いトピックが盛りだくさんです。良かったら是非ご覧ください。

「水と健康」記事一覧

人はいつも熱を生成して生きている

食事で生み出すエネルギー

普段意識することはあまりないかもしれませんが、私たちは日々、熱を生み出して生きています。

いったいどういうこと?と思ったかもしれませんね。

実はとってもシンプルに、
「食べてエネルギーを生み出す」
これが、熱を生み出している、ということになります。
食事のカロリー(kcal・キロカロリーで考えることが多いですね)
は、まさに、熱量の単位です。

消化・吸収・代謝でエネルギーを生み出す


人体が熱を生み出す際のキーワードは、消化・吸収・代謝です。

食べた物を体に取り入れられるかたちにするため、消化器官で分解することを消化といいます。

消化された食べ物が消化器官から体液中に取り込まれることを吸収、

吸収された栄養素を、さらにエネルギーや体内に必要な物質に変化させることを代謝といいます。

この過程で、食べたものをエネルギーに変える、つまり、熱を生成しているのです。

エネルギー生成ばかりでは熱がたまる


毎日食べて、毎日熱を作り出しているだけでは、体内に熱がこもってしまいます。

体が熱くなって、体温がどんどん上がってしまうことも考えられますね。

そこで大切なのが「不感蒸泄」です。環境によることなく、また意識することなく、年中、水分とともに熱を逃がし、体内に余分な熱がたまらないようにしているのです。

不感蒸泄はどこから?どれだけ?

その1:皮膚からの不感蒸泄


不感蒸泄は、体の2つの部位から起こっています。

まずは、皮膚。これは、暑さ・寒さの体温調節に通じるところがありますね。これも、水が蒸発する時に気化熱が奪われることが役に立っています。

体内の余分な熱を血液が受け取って運び、皮膚表面から蒸気の形で放出し、不要な熱を体外へ逃しているのです。

驚くべきは、その量。
なんと一日約600mlもの水分が皮膚からの不感蒸泄で体外に排出されているのです。

500mlのペットボトルより多くの水分が皮膚から蒸気で出て行っている…普段思いもしないから、驚きですよね。

その2:口からの呼気による不感蒸泄


皮膚だけでもこんなに不感蒸泄があるのに、更にもう一つ、口から出る呼気も不感蒸泄の役目を果たしています。
同じく、余分な熱を体外に逃がす働きがあります。

口からの不感蒸泄を詳しく見ていくと、
・気道の粘膜の水分
・呼気に含まれる水分
が蒸発しています。

これらを合わせて、一日約300mlもの水分が口(呼気)の不感蒸泄で体外に排出されているのです。

一日でこんな量になるのですね。

季節問わず水分補給が大切!


皮膚+呼気合わせて約900ml、人によってはもっと多いこともある不感蒸泄。

つまり、季節問わず、安静にしていても、生きているだけで無意識のうちに、約900ml、つまり1リットル近くもの水分が体から出て行っているということになるのです。

「かくれ脱水」という言葉もありますが、暑さや喉の渇きを感じなくても、意識して水分をとっておくことが、脱水症状の予防と健康の維持に不可欠です。

人はいつも熱を生成し発散させている

当たり前をキープするために機能する働き


今回は、人は普段意識しなくても熱を常に生成し、余分な熱を水分とともに放出し続けている、という話題でした。

「活動」イコール「動く」というイメージを持ってしまいがちですが、座って休んでいても寝ていても、生きているだけで人は熱を生み出し、余分な熱を放出して平熱を保っているのですね。

さてその平熱ですが、個人差はあれ、36.5°C前後が基準とされることが多いと言えます。

どうして人間の平熱は36.5°C前後なのでしょうか。
実はこれにはちゃんと理由があるんです。

次回のこぼればなしは、
「こぼればなし(2)どうして平熱は36.5°C前後なの?」という疑問に迫りたいと思います。

どうぞお楽しみに!